仲原遺跡

伊計島のほぼ中央にある縄文時代晩期の遺跡が仲原遺跡(なかばるいせき)です。遺跡の入り口には大きな石斧のオブジェがありイチの里仲原遺跡と刻まれています。仲原ムラ内は自由に見学をすることができます。伊計島のサトウキビ畑に囲まれた中にあるのですが案内標識があるので分かりやすい場所にあります。
仲原遺跡

仲原遺跡の竪穴式住居

仲原遺跡の竪穴式住居
沖縄初の竪穴式住居が復元されています。縄文時代の体験学習の場として整備され昭和61年には学術的価値が高い遺跡として国指定史跡になりました。現在もガジュマルやクロキ、アダンなど24種類の在来種の植物を植えて縄文の森になるように復元整備中です。

中に入って住居の構造を見学

中に入って住居の構造を見学
竪穴式住居の中には入ることができます。屋根材には伊計島に自生しているガチヤを使用し、柱や屋根組材はこの地域の民家に多く使われているヤラブが使われています。柱や竹、カヤを縛るにはアダンの根を材料にした縄を使用しています。

竪穴式住居の中の気温は快適

竪穴式住居の中の気温は快適
小さ目の入口から中にはいるとけっこう広いです。建物の中は風通しが良く夏は涼しく冬はあたたかい作りになっています。また仲原遺跡からは当時の暮らしが分かる遺物として土器や石斧・叩き石、装飾品なども発見されています。

仲原遺跡の地図

仲原遺跡の場所は沖縄県うるま市与那城伊計1972です。