中村家住宅

沖縄県中部の北中城村にある国指定重要文化財の中村家住宅(なかむらけじゅうたく)
約280年前の代表的な沖縄の農家の家です。戦前の居住建築の特色をすべて備えている沖縄住宅として貴重な遺構になります。
中村家住宅

中村家住宅の赤瓦の屋根にシーサー

中村家住宅の赤瓦の屋根にシーサー
赤瓦の屋根の上には魔除けのシーサーが置かれています。シーサーがのっている母屋(ウフヤ)を直接見通せないように手前に塀があるのですが、これはヒンプンと呼ばれ目隠しの役割をしています。

母屋の畳間

母屋の畳間
母屋には一番座(客間)、二番座(仏間)、三番座(居間)がありそれぞれの間には畳が敷かれています。畳間は六畳ほどで各間の裏側にはもう少し狭めの裏座がありました。

沖縄の台所には火の神様

沖縄の台所には火の神様
台所にはカマドがあり鍋やザルなどもありますが台所の火の神様(ヒヌカン)を祀っています。横の部分には薪が積まれていました。台所の横の間は少し広めになっていて農作物の整理などに利用されていたそうです。

家畜小屋

家畜小屋
外には家畜小屋があります。馬や牛、山羊の飼育小屋には屋根が付いています。少し離れて豚の飼育所がありますが石囲いになっていて屋根はついていませんでした。

中村家の観覧券売所

中村家の観覧券売所
入口の前には中村家のおみやげ品店がありますが、中村家の観覧券売所にもなっています。閲覧後にはお茶とお菓子をいただくことができます。お庭は手入れされていてテッポウユリが綺麗に咲いていました。

中村家住宅の地図

中村家住宅の場所は沖縄県中頭郡北中城村大城106です。
【入場料】大人500円、中学・高校生300円、小学生200円